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萌えとか語りとか
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なかなか感想が書けなかったのですが、買ったその日に読みました。
6日発売となっていたので仕事終わりに競歩しながら5軒本屋をはしごしたのですが見つからず。
表紙まで上がっていたのに発売日が伸びたのか!?と思ったのですが、最後の店で「明日発売です」と言われたときには脱力でした。
なぜ1日だけ遅延なんて微妙な伸び方を……??
でもいい。1日だけ伸びるなんて、アル戦(というか田中先生の)ファンとしては全然短いですしね!

ところでBSで始まったタイタニアが毎週楽しみです。マンガ→原作1巻→アニメの順で見たのですが、ジュスランとイドリスのビジュアルはアニメよりマンガ版が好みでした。
原作は今まで未完だからと手を出してなかったのですが、読んでみたら続きが気になってしょうがないです。
文庫の発売を待てない……3巻までネットで買ってしまおうか……。

閑話休題、アル戦のネタバレ感想です。今回は時間と体力の関係で章ごとに別けずに思いついたままに書いてます(^^;)


全体的に言って、今回は「終わりの始まり」という感じでジワジワと「この後」を想像して落ち込みそうな感じでした(^^;)
いや、今回も十分に落ち込んだのですが!
エステルに泣きました……うわーん!前巻で予測できた事態だとはいえ、こんな悲しい再会なんてー!
「ただ逢いたかっただけなんだ」には思い切り号泣したのですが、落ち着いてくると、やっぱりアイーシャの存在が気になって仕方なかったです。
うーん、でも当のアルスラーンが結婚する気も子供を作る気もない、とのことで、しかしそうするとアイーシャは一体なんのために出てきたのかなー?と不思議になるんですよね。
もしかしてアイーシャはイスファーンと良い仲になるのだろうか……とかも思ったのですが、そうだったら今度はイスファーンが心配でなりませんが、どうなんでしょう、実際。
でもアルスラーンの身の回りのこともお世話しているようだし、アルフリードと仲がいいのなら、今後もアルスラーンに絡んでくることは十分にありえるか……。

エステルの死といえば、ファランギースはまだしもアルフリードがえらい淡白だったなあ、という気がしました。
アルフリードはゾット族だし、一族とかの死も幼い頃から目の当たりにしているから立ち直りが早いだけなのかもしれませんが(実際、父親の死の直後でもナルサスと半ば漫才みたいなやり取りしてたし)、弔問が儀礼上のみのものっぽかったのが少々残念でした。はう……。
まあ……エステルと一緒にいたのはごく短い期間ではあったんですけどね。

小役人カーセムは割りと好きです。
嫌いじゃない、程度の好きなんですが、それでも瀕死のエステルを連れた旅でもそれなりに手際はよかったようだし(空回りも多いけど)、エステルの墓を花で敷き詰めたりなんて、ちょっと気が利いている感じがしたところなどが特に。
しかしなぜあの小役人な感じのカーセムが花園のような墓を作ろうと思ってみたのか、割と少女趣味なのだろうかとちょっと思いました(苦笑)
若い娘さんであるエステルのことをちゃんとイメージしてのことなら、更に好印象。
この墓のくだりで、アルスラーンの認識とエラムの認識にズレがあったようなんですが、描写のせいかなんとなくエラムの方が空気が読めてないような感じがして少し残念だったりします。

ナルサスの後悔。
アルスラーンが後継者を残さないと決めていることについて、「国家の継続と血統は別の問題」ということを繰り返し自分が言っていたことに責任を感じていたナルサス。
前巻辺りからナルサスはアルスラーンの器に感服していたり、今回のようにちょっと弱音を吐いてみたり、ああ……やっぱりナルサスは蛇王との戦いで倒れるのだろうかと心配です。ダリューンとナルサスに関しては一応覚悟はしているのですが、だからって死んでも平気なわけじゃないですからね……orz
ところで血統による王位の継承とやらを無視すると、今度は後継者争いが激化してきそうな気がするのですが、そのあたりをアルスラーンはどう考えているんでしょう?
血統で継いでいっても、ラジェンドラとガーディーヴィのように兄弟で争うこともあるんで、王による後継者指名制でも一緒といえば一緒……かなあ?
でも血統による継承というものにも、神前試合のときにナルサスが言っていた「一面の正しさ」はあるんですけどね。
(「後継者を神任せで決めるのは納得ができない」と言ったアルスラーンに「だが試合で勝敗を決めれば戦場で多くの命が失われることはない」(大意)と言ったあれです)
まさかアルスラーンまで「自分が死んだ後のことは知らない」ということはないと思うので、これから長い玉座の上の生活の先に後継者を見出せる可能性に賭けているとは思うのですが……血統が残っていない以上、今すぐアルスラーンに「もしも」があったときって、パルスは滅びるんじゃ……。
え、縁起でもないorz

その兄弟争いの末に王位についたラジェンドラ苦労王(笑)
まったく、担当さんの言うとおりラジェンドラが癒しになるときがまさかこようとは(^^;)
金貨どころか銅貨一枚すら使わない遊びに愉しむラジェンドラがすごく面白かったです。
実際、ラジェンドラって王様としては割りと理想的な人かもしれないですね(笑)
(放蕩も常識の範囲内、内政の腕はある、強力な外交上の付き合いも持ってる)
しかしチュルクの王族、カドフィセスは今後どのように生きてくるのかと考えていたのですが、このままチュルク王カルハナに行動の選択権を狭めて行くだけの、「存在がちらつく」くらいのままかもしれない、と思い始めました。
それでもカルハナの行動に幾つかの制限を加えるなら、十分出てきた意味も、ラジェンドラの支配下にいる意味もあると言えますし。
ま、まさかザッハークのせいでボロボロになったパルスの横で、カルハナ亡き後のチュルクはカドフィセスを傀儡にしたシンドゥラの属領になる……なんて展開になったりして。でもそうするとシンドゥラが強くなりすぎて、パルスとの協定を破棄される恐れがあるか……。

アンドラゴラスの実娘。
依然だれがそうなのかはっきりしないので、本当にこのままぼやかしたままなのかもなーと思いました。
でもパリザードはドン・リカルド改めパラフーダの愛人としてパルス王宮にきた以上、違うかもという気に。
そうすると残りはレイラ、フィトナなんですが、この二人だとフィトナになりそうな気も……(タハミーネの献身が空振りだったなんて皮肉くらいありそうで……)

で、そのフィトナとヒルメス。
シャガードは今まで何のために生き残ったのやら!(^^;)
ナルサスに復讐どころかヒルメスを窮地に追いやることもできず、そのまま退場だなんてorz
いや、別にシャガードはそれでもいいんですが(苦笑)、パルス国内が重苦しい展開になってきているので、着々と思惑通り(とはちょっと外れながらも)ことを進めているヒルメスパートは、ラジェンドラと同じく読んでて爽快でした。勢いがあるんですよねー、国外組の方が……。
しかし…実を言うと、ちょっとだけフィトナは苦手…だったりします(汗)
イリーナ姫が好きだったせいもあるのかなあとは思うのですが、ヒルメスに亡き人に操を捧げて欲しいなんて無茶なことを思ってるわけでもないのになあ。
でもこれだけイリーナ姫と対照的な人だと、その辺りは好印象だったりします(ヒルメスに)
亡き妻を偲んで、亡き妻に似た女性を求めるなんてなったらヒルメスはどこまで過去でしか生きられないんだってことになるし(ーー;)

冒頭に出てきた新キャラのジャライルとバイスーンの従兄弟は、ラストのザラーヴァントとナーマルドの対比だったりもしたんでしょうか……?
ザラーヴァントがあんな形での戦死になったことが悔やまれてなりません。
あんまりにも呆気なかったので、エステルのように泣くよりただ呆然としてしまいました。
うわーん!ザラーヴァントは戦後復興に多大なる貢献が出来る人なので、蛇王戦でも生き残るとか思い込んでいたのでショック倍増ですよー!

次巻から、ホントにいよいよ皆殺しの田中が発揮されそうで怖いです……。
怖いけど続きも読みたいです。うわーん!
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