マニメがいよいよ最終回……と思ったんですが、大全集も放送されるそうで。大全集はいわば解説とかアンコール放送だったはずなので、うちでのこの感想は今週で終わりですが、もうちょっとだけ深夜0時間にビデオが稼動することになりそうです。
そんなマニメ最終回とまだまだこれからのコードギアスの感想です。
そんなマニメ最終回とまだまだこれからのコードギアスの感想です。
マニメ「マた会う日まで」
最終回にしてようやく眞王と大賢者の思惑が判明。
「創主をひとつの器に閉じ込めて、器ごと消滅させる」
このために四千年かけて準備をしてきたと聞いて、勝利は弟を器にするつもりかと憤るわけですが、器は「眞王」、それを消滅させる役目が「有利」が正解だった、と。
村田が裏切った辺りから大体そんな感じだろうと思っていましたが、やっぱりファンタジーの王道からは外れませんでしたね~。人のことはさっぱり言えませんが(苦笑)
あれですよ王道って結局、多く求められているパターンだからこそ繰り返されるんじゃないかと。下手に意表を狙ってブーイングな内容よりは、よっぽどいいと思います(エヴァの最終回とか……あれは丸投げだろうに^^;)
それにどちらかと言えば、そんな物語的ステレオパターンな眞王のシナリオよりも、あの最終決戦のあっけなさが問題なのではなかろうかと……(笑)
確かにここまで色々乗り越えてきたし、最後まで有利はずっと心の中で戦ってきていて、本当の意味での「あっさりした勝利」(兄に非ず)ではありませんが、世界を滅ぼすほどの存在が一太刀で消滅……。
ゲームで言うとプレイ時間100時間を越える超大作のラスボスが裏技一発で倒せたみたいな呆気なさ(^^;)
BSで見たときは「えええ!?」と驚きましたよう。
有利が「あんた(眞王)を犠牲になんかするもんか!」と言いつつ斬り付けて、眞王が消えていったことも含めて(創主消滅後に言葉を交わしたので、救ったことにはなるんでしょうけれど)
でも改めて見直すと、まるマは「悪(敵)を倒す」ことや「世界を救う」ことが主題のアニメなのではなく、主人公有利が人と触れ合って行くことで、それぞれが成長していく「人間ドラマ」こそが重要なので、これでいいんじゃなかろうかとも思いました。
創主との対決より、これまで有利が関わってきた人たちの「その時」と「その後」を映すことで、有利がやってきたことの意味や大切さが出てよかったです。
戦うツェリ様の勇ましくも麗しいお姿にうっとりし、こんなときでも魔動製品で対抗しようというアニシナに思わず笑って油断していたら、眞王廟の方では
「眞王がいなくなったことで、これが最後の移動」という問題が勃発。
一生こちらの世界に残るのか、地球へ戻って二度とこの世界には来ないかの二者択一。
ここはコンラッドこそが言うのかと思っていたのに、最初に「行ってしまえ」と口にしたのがヴォルフラムだということに、彼の深い愛をみました。う、涙が……。
一番引き止めそうな彼が、一番に「行け」と言ってくれたら、有利としても少し楽ででもその気持ちが判るだけに心の響きそう。
しょーちゃんが「判断はお前に任せる」と言ったことに驚愕。いや、もう日本に帰る方向で話は進んでいましたけれども、弟が「ここに残る」と言ったら彼は本当に、一人で(あるいは弟のお友達と二人で)大人しく帰ったのだろうか……と台無しなことを考えてしまうダメな大人(^^;)
みんなから一言ずつを貰って、有利は村田とお兄ちゃんと一緒に地球へダイブ。
涙するヴォルフラムがあまりにも可愛くて、もらい泣きしながら身もだえしまくり……萌えてないで素直に感動しなさいよ(笑)
それから少しして、有利がいなくなった眞魔国。どれくらいの時が流れたのかは不明ですが、ボロボロだった眞王廟の外壁が直りかけているとのことですから、半年くらい、少なくとも二、三ヶ月は経っているのかしら……とも思ったのですが、まだ次の魔王が決定していないとのことだったので、一ヶ月ほどだったのかな?
みんなの日常を追っている中、ヨザックのその後に笑い。叩き斬った眞王と大賢者の絵画の修復をしているのは判るんですが、なんで表からテープを貼るんだよ!(笑)
ああいう修復は、せめて裏で貼り合わせるものでしょうに……器用なお庭番のやることとは思えない(^^;)
でもあの絵をヨザックの給料で弁償となったら、本当に何年分も吹っ飛びそうです。ぜひヴォルフラムの絵で……って、その頃部屋ではヴォルフラムの有利画、再び。
しかもなぜか有利にレモンを持たせてある。
それは君の伯父上の城に飾ってあった『有利の絵』の再現でしょうに!(^^;)
有利がいなくなっても、有利が残したものは確実に根付いているとコンラッドが心の中で語りかけているその頃、有利は村田と缶ジュースで休憩中。
あちらに行ったことのある池のほとりで、あちらの世界を懐かしんでいると、コンラッドから貰った首飾りが光り始めて驚く有利の背中を村田が突き飛ばす。
そうして眞王廟に到着。
実は有利は、創主を倒した時点でもう眞王を越える力を持っていたから、有利の意思で行き来できたんだ、と。
王道!でも個人的にはこれが求めていたラストでもあります。
世界を隔てて分かれたまま、それぞれの道を歩むっていうのもひとつの終わりですが、まるマではそういうちょっと寂しいラストは求めてませんでしたから!
「お帰りなさい、あなたの国へ」
なんてまたオイシイところをかっさらう次男でしたが、私はひたすらヴォルフラムによかったねえと肩を叩いてあげたかったです(これでも次男ファン…)
最後にウルリーケが何かに気付いたように振り返ったのは、眞王の魂がいたんではなかろうか、とか思ったのですがその辺りははっきりとは示されませんでした。
しかし眞王が帰ってきたとしても、恐らく今までのように何らかの指示を出してくることはないだろうと推察されますので、これからこの国の形態は大きく変わって行くわけですよね。
一番大きいのは、次の王の選定の話。世襲制になっちゃうのか、それとも王からの指名制になるのか、はたまた大統領みたいに貴族や民からの支持制になるかは判りませんが、国の仕組みが変わるわけですから有利はこれからが大変かと。
そんな問題もありますが、とりあえずは大団円。
この先の有利たちの活躍を想像しながら、おめでとうとお疲れ様を感謝を込めて贈りたいです。
アニメはこれで終了ですが、原作の続きはまだまだ楽しみにしております~。
コードギアス「紅蓮舞う」
最終回を迎えたマニメとは違い、まだまだこれからのコードギアス。
今回はコーネリアの作戦を先にキャッチした黒の騎士団がアンブッシュする話、なわけですが。
やはりルルーシュの「黒の騎士団は正義の味方」のアピールは、一般市民を味方につける作戦だったわけですね。
テロリストが市民に敬遠されるのは当然で、たとえ「それしか抵抗の手段がないから」と言われたって、わざわざ戦いを起こす存在を歓迎するのは、同じくらい過激思想の持ち主くらいしかいないわけで。
今まで黒の騎士団は「市民を巻き込む」戦闘はしてきませんでしたが……。
それにしてもC.Cの「正義の味方の顔じゃないぞ」は的確な指摘(笑)
先週のリフレイン事件でカレンが戦う理由が明確になり、ルルーシュもその決意の強さは信じたようでカレンをエースパイロットに指名。
今回は京都のほうからの支援ということですが、新型のナイトメアフレームを日本独自で開発したというのは驚き。
京都にどうもそういう大きな組織があるようですが、連邦だってジオンが事前にモビルスーツを作っているという情報を持っていても、開発に遅れを取ったのに、植民地になった国の地下活動で新型が作れるのか……。
黒の騎士団入団希望者の中にあのキャスター(名前を忘れ……速水さんのあの人)がいたんですが、彼はスパイを狙っているのか、そう見せ掛けて本当に騎士団に入りたがってるのかどっちかなー。
これで「スクープが欲しい」だけという線でも、今後の不確定要素になって面白いのではないかと。果たしてどれかな。
今回のコーネリアの作戦をリークしてきたのは、黒の騎士団に自分を信用させるための布石だろうなあとは思うのですが。
まさかあの情報だけで、ここまでコーネリアを追い詰めるとは予想もしてなかったでしょうし。
で、そのコーネリアの作戦行動。
日本解放戦線の本拠地があるとみられるナリタの制圧作戦。
相変わらず自軍の者に何も告げずに、死地へと放り込むゼロ。背水の陣を狙ったのは後で本人も言ってましたが、そんなことばっかりやってるから仲間からもなかなか信用されないんじゃないか(^^;)
日本解放戦線はどうやらエースが不在のようで「東堂さえおれば神風が吹くものを」とか言ってましたが、最初から神風を期待しているようでどうする!
これはそのまま奇跡という意味なのか、それともゼロの言うほうの「奇跡」と同じ意味なのか、それで意味が変わってきますけどね。
ゼロの言う「奇跡」は、実は奇跡でもなんでもなく、大きな賭けではあってもちゃんと勝てるだけの要素を計算しているわけです。
「奇跡が起こることを願う」のではなく、「奇跡が起こったように見せる」というのがゼロの狙いなので、日本解放戦線のリーダーの言う神風がこっちの意味でなら、まだ理解できます。
奇跡や精神論っていうのは、できることを提供してから最後に縋るものであって、指揮官が最初からそれに縋っているようじゃ、日本解放戦線はダメな組織ということになってしまい……。
で、ですよ、ここからが問題。
今回、作戦行動前にナリタ周辺の住民の避難はブリタニア軍が先んじてやってはいます。恐らくゼロもそのことは計算してのことだとは思うのですが……。
土砂災害が町にまで達しているのは、黒の騎士団がテロ行動をやったのと同じなんじゃないですかねー、と思うのです。
ここまで大きな被害を出すつもりがなかったのはルルーシュの「修正が必要だ」の言葉からも判るのですが、ルルーシュにとっては今回のこの辺りの被害は「痛痒も感じない、作戦行動上止むを得ないこと」になっていて、それがどうにも心配でなりません。
こういう考え方はしっかりテロリストと同じで、絶対にスザクとは相容れないし、見せ掛けの正義の味方だと暴露したようなもんじゃないかなーと……。
ルルーシュのこういう面は、最後までこのままだと彼は孤立したままになりそうなので、どこかで変わる契機があるんじゃないかとは思っているのですが、どうなんだろう?
(これでブリタニアに勝てたとしても、ルルーシュの人間的成長はないことになるし)
ところで、オレンジことジェレミアは結局無事なんでしょうか~?コックピットは放出されましたが、あれもう手遅れだったような気が……むむむ。
最終回にしてようやく眞王と大賢者の思惑が判明。
「創主をひとつの器に閉じ込めて、器ごと消滅させる」
このために四千年かけて準備をしてきたと聞いて、勝利は弟を器にするつもりかと憤るわけですが、器は「眞王」、それを消滅させる役目が「有利」が正解だった、と。
村田が裏切った辺りから大体そんな感じだろうと思っていましたが、やっぱりファンタジーの王道からは外れませんでしたね~。人のことはさっぱり言えませんが(苦笑)
あれですよ王道って結局、多く求められているパターンだからこそ繰り返されるんじゃないかと。下手に意表を狙ってブーイングな内容よりは、よっぽどいいと思います(エヴァの最終回とか……あれは丸投げだろうに^^;)
それにどちらかと言えば、そんな物語的ステレオパターンな眞王のシナリオよりも、あの最終決戦のあっけなさが問題なのではなかろうかと……(笑)
確かにここまで色々乗り越えてきたし、最後まで有利はずっと心の中で戦ってきていて、本当の意味での「あっさりした勝利」(兄に非ず)ではありませんが、世界を滅ぼすほどの存在が一太刀で消滅……。
ゲームで言うとプレイ時間100時間を越える超大作のラスボスが裏技一発で倒せたみたいな呆気なさ(^^;)
BSで見たときは「えええ!?」と驚きましたよう。
有利が「あんた(眞王)を犠牲になんかするもんか!」と言いつつ斬り付けて、眞王が消えていったことも含めて(創主消滅後に言葉を交わしたので、救ったことにはなるんでしょうけれど)
でも改めて見直すと、まるマは「悪(敵)を倒す」ことや「世界を救う」ことが主題のアニメなのではなく、主人公有利が人と触れ合って行くことで、それぞれが成長していく「人間ドラマ」こそが重要なので、これでいいんじゃなかろうかとも思いました。
創主との対決より、これまで有利が関わってきた人たちの「その時」と「その後」を映すことで、有利がやってきたことの意味や大切さが出てよかったです。
戦うツェリ様の勇ましくも麗しいお姿にうっとりし、こんなときでも魔動製品で対抗しようというアニシナに思わず笑って油断していたら、眞王廟の方では
「眞王がいなくなったことで、これが最後の移動」という問題が勃発。
一生こちらの世界に残るのか、地球へ戻って二度とこの世界には来ないかの二者択一。
ここはコンラッドこそが言うのかと思っていたのに、最初に「行ってしまえ」と口にしたのがヴォルフラムだということに、彼の深い愛をみました。う、涙が……。
一番引き止めそうな彼が、一番に「行け」と言ってくれたら、有利としても少し楽ででもその気持ちが判るだけに心の響きそう。
しょーちゃんが「判断はお前に任せる」と言ったことに驚愕。いや、もう日本に帰る方向で話は進んでいましたけれども、弟が「ここに残る」と言ったら彼は本当に、一人で(あるいは弟のお友達と二人で)大人しく帰ったのだろうか……と台無しなことを考えてしまうダメな大人(^^;)
みんなから一言ずつを貰って、有利は村田とお兄ちゃんと一緒に地球へダイブ。
涙するヴォルフラムがあまりにも可愛くて、もらい泣きしながら身もだえしまくり……萌えてないで素直に感動しなさいよ(笑)
それから少しして、有利がいなくなった眞魔国。どれくらいの時が流れたのかは不明ですが、ボロボロだった眞王廟の外壁が直りかけているとのことですから、半年くらい、少なくとも二、三ヶ月は経っているのかしら……とも思ったのですが、まだ次の魔王が決定していないとのことだったので、一ヶ月ほどだったのかな?
みんなの日常を追っている中、ヨザックのその後に笑い。叩き斬った眞王と大賢者の絵画の修復をしているのは判るんですが、なんで表からテープを貼るんだよ!(笑)
ああいう修復は、せめて裏で貼り合わせるものでしょうに……器用なお庭番のやることとは思えない(^^;)
でもあの絵をヨザックの給料で弁償となったら、本当に何年分も吹っ飛びそうです。ぜひヴォルフラムの絵で……って、その頃部屋ではヴォルフラムの有利画、再び。
しかもなぜか有利にレモンを持たせてある。
それは君の伯父上の城に飾ってあった『有利の絵』の再現でしょうに!(^^;)
有利がいなくなっても、有利が残したものは確実に根付いているとコンラッドが心の中で語りかけているその頃、有利は村田と缶ジュースで休憩中。
あちらに行ったことのある池のほとりで、あちらの世界を懐かしんでいると、コンラッドから貰った首飾りが光り始めて驚く有利の背中を村田が突き飛ばす。
そうして眞王廟に到着。
実は有利は、創主を倒した時点でもう眞王を越える力を持っていたから、有利の意思で行き来できたんだ、と。
王道!でも個人的にはこれが求めていたラストでもあります。
世界を隔てて分かれたまま、それぞれの道を歩むっていうのもひとつの終わりですが、まるマではそういうちょっと寂しいラストは求めてませんでしたから!
「お帰りなさい、あなたの国へ」
なんてまたオイシイところをかっさらう次男でしたが、私はひたすらヴォルフラムによかったねえと肩を叩いてあげたかったです(これでも次男ファン…)
最後にウルリーケが何かに気付いたように振り返ったのは、眞王の魂がいたんではなかろうか、とか思ったのですがその辺りははっきりとは示されませんでした。
しかし眞王が帰ってきたとしても、恐らく今までのように何らかの指示を出してくることはないだろうと推察されますので、これからこの国の形態は大きく変わって行くわけですよね。
一番大きいのは、次の王の選定の話。世襲制になっちゃうのか、それとも王からの指名制になるのか、はたまた大統領みたいに貴族や民からの支持制になるかは判りませんが、国の仕組みが変わるわけですから有利はこれからが大変かと。
そんな問題もありますが、とりあえずは大団円。
この先の有利たちの活躍を想像しながら、おめでとうとお疲れ様を感謝を込めて贈りたいです。
アニメはこれで終了ですが、原作の続きはまだまだ楽しみにしております~。
コードギアス「紅蓮舞う」
最終回を迎えたマニメとは違い、まだまだこれからのコードギアス。
今回はコーネリアの作戦を先にキャッチした黒の騎士団がアンブッシュする話、なわけですが。
やはりルルーシュの「黒の騎士団は正義の味方」のアピールは、一般市民を味方につける作戦だったわけですね。
テロリストが市民に敬遠されるのは当然で、たとえ「それしか抵抗の手段がないから」と言われたって、わざわざ戦いを起こす存在を歓迎するのは、同じくらい過激思想の持ち主くらいしかいないわけで。
今まで黒の騎士団は「市民を巻き込む」戦闘はしてきませんでしたが……。
それにしてもC.Cの「正義の味方の顔じゃないぞ」は的確な指摘(笑)
先週のリフレイン事件でカレンが戦う理由が明確になり、ルルーシュもその決意の強さは信じたようでカレンをエースパイロットに指名。
今回は京都のほうからの支援ということですが、新型のナイトメアフレームを日本独自で開発したというのは驚き。
京都にどうもそういう大きな組織があるようですが、連邦だってジオンが事前にモビルスーツを作っているという情報を持っていても、開発に遅れを取ったのに、植民地になった国の地下活動で新型が作れるのか……。
黒の騎士団入団希望者の中にあのキャスター(名前を忘れ……速水さんのあの人)がいたんですが、彼はスパイを狙っているのか、そう見せ掛けて本当に騎士団に入りたがってるのかどっちかなー。
これで「スクープが欲しい」だけという線でも、今後の不確定要素になって面白いのではないかと。果たしてどれかな。
今回のコーネリアの作戦をリークしてきたのは、黒の騎士団に自分を信用させるための布石だろうなあとは思うのですが。
まさかあの情報だけで、ここまでコーネリアを追い詰めるとは予想もしてなかったでしょうし。
で、そのコーネリアの作戦行動。
日本解放戦線の本拠地があるとみられるナリタの制圧作戦。
相変わらず自軍の者に何も告げずに、死地へと放り込むゼロ。背水の陣を狙ったのは後で本人も言ってましたが、そんなことばっかりやってるから仲間からもなかなか信用されないんじゃないか(^^;)
日本解放戦線はどうやらエースが不在のようで「東堂さえおれば神風が吹くものを」とか言ってましたが、最初から神風を期待しているようでどうする!
これはそのまま奇跡という意味なのか、それともゼロの言うほうの「奇跡」と同じ意味なのか、それで意味が変わってきますけどね。
ゼロの言う「奇跡」は、実は奇跡でもなんでもなく、大きな賭けではあってもちゃんと勝てるだけの要素を計算しているわけです。
「奇跡が起こることを願う」のではなく、「奇跡が起こったように見せる」というのがゼロの狙いなので、日本解放戦線のリーダーの言う神風がこっちの意味でなら、まだ理解できます。
奇跡や精神論っていうのは、できることを提供してから最後に縋るものであって、指揮官が最初からそれに縋っているようじゃ、日本解放戦線はダメな組織ということになってしまい……。
で、ですよ、ここからが問題。
今回、作戦行動前にナリタ周辺の住民の避難はブリタニア軍が先んじてやってはいます。恐らくゼロもそのことは計算してのことだとは思うのですが……。
土砂災害が町にまで達しているのは、黒の騎士団がテロ行動をやったのと同じなんじゃないですかねー、と思うのです。
ここまで大きな被害を出すつもりがなかったのはルルーシュの「修正が必要だ」の言葉からも判るのですが、ルルーシュにとっては今回のこの辺りの被害は「痛痒も感じない、作戦行動上止むを得ないこと」になっていて、それがどうにも心配でなりません。
こういう考え方はしっかりテロリストと同じで、絶対にスザクとは相容れないし、見せ掛けの正義の味方だと暴露したようなもんじゃないかなーと……。
ルルーシュのこういう面は、最後までこのままだと彼は孤立したままになりそうなので、どこかで変わる契機があるんじゃないかとは思っているのですが、どうなんだろう?
(これでブリタニアに勝てたとしても、ルルーシュの人間的成長はないことになるし)
ところで、オレンジことジェレミアは結局無事なんでしょうか~?コックピットは放出されましたが、あれもう手遅れだったような気が……むむむ。
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