か、風邪をひき……ました?なぜ疑問系(^^;)
症状が微熱と喉の痛みだけなので、いまいち風邪なのかはっきりしないんです。……うーん、夜更かし以外は防寒や栄養にも気を配っているのに、去年も今年も風邪と無縁になれません。体力ないからかも(苦笑)
そういえばアルスラーン戦記の新刊ですが、昨日喜び勇んでいたものの、6日に発売していたんですね。いや、本屋の店頭で実物を見て初めて発売を知ったもので……不覚(^^;)
銀英伝の続きを書きたいと思っていたのに、原作を読んだらアル戦に気持ちが傾いてしまい……ああ、年内にせめて彼女の登場まで書きたいなあ~。
と、いうわけで、アル戦の12巻を読みました!
へらへらと喜び勇んで読みふけったわけですが、よくよく考えると今回は伏線の巻であって、あんまり事態は進んでないかも?
そんなネタバレしまくりな感想は「つづきはこちら」からどうぞ。
症状が微熱と喉の痛みだけなので、いまいち風邪なのかはっきりしないんです。……うーん、夜更かし以外は防寒や栄養にも気を配っているのに、去年も今年も風邪と無縁になれません。体力ないからかも(苦笑)
そういえばアルスラーン戦記の新刊ですが、昨日喜び勇んでいたものの、6日に発売していたんですね。いや、本屋の店頭で実物を見て初めて発売を知ったもので……不覚(^^;)
銀英伝の続きを書きたいと思っていたのに、原作を読んだらアル戦に気持ちが傾いてしまい……ああ、年内にせめて彼女の登場まで書きたいなあ~。
と、いうわけで、アル戦の12巻を読みました!
へらへらと喜び勇んで読みふけったわけですが、よくよく考えると今回は伏線の巻であって、あんまり事態は進んでないかも?
そんなネタバレしまくりな感想は「つづきはこちら」からどうぞ。
まず、折り返しの「著者のことば」を読んで歓声と悲鳴を両方上げました(笑)
いや、「十六翼将の勢ぞろいは次巻で」の言葉に、今回は誰も死んでないわ!
と喜び、
「以後は加速度的に××度を増しつつ完結まで~お覚悟のほどを」のくだりで、やはり十六翼将は大半が鬼籍に入りそう……と悲鳴を上げたのでした。
皆殺しの田中と仇名されるほどの田中先生ですから、全員そろって大団円なんてありえないことは重々承知していたんですけど、ね……。
この十六翼将なんですが、最後の一人は誰なんでしょう?
ここまで事態が進んでから、まさか彗星の如く新キャラが登場、というのはないとは思うんですが……うーん?
前々巻までは「レイラがタハミーネの実子で最後の十六翼将か?」と思っていたのですが、どうもそうではなさそうですし。
エステルは後述しますが今回の大怪我で十六翼将入りどころか……の状態で、もしやドン・リカルドだったりして……いやまさか(^^;)
あとは、もう一人、タハミーネの実子の可能性のあるパリザードも候補なんですが、彼女の場合は『将』と言えるような才覚があるのかな、と。
生命力に富み、機転も利く人なのですが、一軍を率いるほどの力量はないはずですし。
大穴でヒルメスの可能性も捨ててなかったのですが、今巻でそれはなくなったかな、と思っています。彼はこのままミスルで根付きそうな、そんな予想は甘いような、なんだかんだでまだ判別がつかず(笑)
答えは来年明らかに……なればいいなあ。
本編の話。第一章「染血の一夜」(マシーズーア・ドゥータ)
場面は隣国シンドゥラのラジェンドラの政務風景から。
相変わらずの油断のならない「危険な隣人」ラジェンドラですが、今回は当面のところ傍観することに決めた模様で、魔軍との戦いが始まるパルスには一安心かと。
で、前巻のラスト、魔軍の襲撃を受けたところで終わっていた東の国境ぺシャワール城塞での攻防。
なんというか、第一部の人間同士の戦争のときも戦場の血の描写は激しかったわけですが、第二部になって相手が魔物になると、ますます凄惨な状況に感じます……。
これは人間と魔物の「戦争」だからかも。
ファンタジー小説の場合、魔物と戦うときは「戦闘」であって「戦争」であることは滅多にないんですよね。
魔物が徒党を組むことはあっても「軍隊」になることは少なく、またロードス島戦記のように魔物が軍隊になったとしても、主人公は一部の勇者とかの少数のパーティーであって、物語そのものはやっぱり主人公の所属する一部を追うから、結局読者の視点では少数対少数の「戦闘」しか見えなかったり。
でも今回のペシャワール戦しかり、前巻のデマヴァント山の地下迷宮しかり、集団戦闘になるので人がバタバタ倒れて行くわけで。
ああ~ここからこの容赦のない『死』が主要キャラたちを襲うと思うと心臓に悪い……。
「著者のことば」から、十六翼将は死なないことは判っていましたが、後の人は判りません。
今回のペシャワール戦も凄惨な状況で、トゥースの三人の妻たちを心配していたのですが、犠牲者はイスファーンの狼、火星(バハーラム)でした。頭のいい子だったのに!
この章はとにかくクバートが格好よかった。最後に逃げて行くイルテリシュに「未来永劫ペシャワール城は貴様のものにはならん」と啖呵を切ったり、戦闘中も城塞内を駆けずり回ってどこにでも現れるし!
そして私は、千騎長のバルハイの再登場に一人密かに喜んでおりました(笑)
こう言う人は最後まで生き残って、歴史の生き証人になりそうだ。
(バルハイをお忘れの方向けの簡易説明。彼はバフマンの部下だったものの、その後ダリューンの部下になって、次いでクバートの配下になった人です。クバートが上司になったときに「俺は三人の万騎長に仕えたが、今度の方が一番いい加減だ」とのたまった正直者>笑)
グラーゼの援軍によりペシャワール城塞は死守され、これでアルスラーンの配下たちにイルテリシュが魔の眷属へ落ちたことが周知の事実となりました。
しかし、イルテリシュの立ち位置は、ザッハーク側にとってなんの役目なんだろう、というのが未だに不思議。
ザッハークの入れ物になるかとも思いましたが(どこかでそんなことも言ってた気もするし)、でも今度はそれだとアンドラゴラスの死体を盗んだ意味がよく判らず、かといって一軍を率いる将が欲しかっただけなら、レイラを宛がう理由がよく判らないんですよねえ。
イルテリシュがザッハークの入れ物になるなら、レイラはザッハークの花嫁という立場なのかとも思ったのですが、はてさて?
第二章「黄色い下弦の月」
話はペシャワールから、パルスを西へ縦断してミスルのヒルメスの方へ。
前回で、南方軍総督の地位を拝命したので、しばらくミスル南方へ行くのかと思いきやミスル王宮にて事件が起こってすべてがゼロに。
偽ヒルメス、金仮面ことシャガードが顔を焼かれ、使い捨てにされそうになっていることに怒りを爆発させて、ミスル国王ホサイン三世に武器をつきつけて人質に取るという大事件発生。
ミスル国王はどこかで死にそう(ヒルメスが狙ってたし)とは思っていましたが、まさかここで脱落とは。
しかもシャガードの手に掛かってとは意外(最終的にはヒルメスの命でしたが)
マシニッサも同時に殺され、まあこれも予想のうちのできごと。彼はホサイン三世に殺されるかなあ(ヒルメスの姦計で)とかも予想していたので、ホサイン三世より長生きするとは思ってませんでした。
直接討ち果たす形でザンデの仇を取れたほうが、姦計に嵌めるよりヒルメスとしてもいくぶん、気分が晴れたかも?
しかし、その斬り付けるときに「ザンデの父カーラーンの分」と言ったときにちょっとだけ違和感を覚えたり。
えーと、息子を殺された父親の無念の代理、という意味ですよね?
だってカーラーン自身は自殺だし(追い詰められての死なので、仇といえるとしたら、アルスラーンを含めたその配下たちだしね)
孔雀姫フィトナはこれまた機知の富んだ人で、彼女の存在があってこそヒルメスがこの最短距離でミスルで実権を握れたといっても過言ではないかと。
彼女もタハミーネの実子の疑惑があるわけですが、もしも彼女がそうだとしたら、ちょっと面白いことに。
いや、周囲の認識的には「アンドラゴラス三世の娘」と「オスロエス五世の息子」ということで『従兄妹同士』になるわけですが、事実上は叔父と姪の関係になるんですよね……。
ヒルメスは本当はゴタルゼス二世の三男、すなわちアンドラゴラスの弟にあたるわけですから。
しかもヒルメスがアルスラーンをいまだに「アンドラゴラスの子せがれ」と見るように、自分を殺そうとした憎き男の娘ということにもなるわけで。
わー、ヒルメスがものすごく葛藤しそうだ(あまりに酷い現実だな……)
とはいえ、パルスでの叔父・姪は結婚できない関係なのかは謎ですが。
でもフィトナがタハミーネの子である可能性は薄いかな?
それともタハミーネの実子は最後まで見つからない可能性だって捨てきれないかも。
今回ギーヴが言うように、腕輪なんて外すことも売却することもできるし、同じ意匠の物を作ることだってできるわけで、三人ともが違う、ということもありえるわけで。
アルスラーン自身が肉親が誰かも判らない状態ですから、それっぽく見せておいてタハミーネも肉親と縁がない、という話もありかなと……。
いえ、レイラ、フィトナ、パリサード、この三人ともそれぞれがそれっぽくもあり、それっぽくないこともあって、誰がそうなのか全然予想がつかないもので、そんなことまで考えてみたり(^^;)
しかしここで死ぬと思っていたシャガードが生き残り、ひょっとして彼の最後まで生き延びたりするのだろうかと思ったり……その望みは薄いかなあ……。
非常に長くなっているので次の記事に感想を分けます(^^;)
いや、「十六翼将の勢ぞろいは次巻で」の言葉に、今回は誰も死んでないわ!
と喜び、
「以後は加速度的に××度を増しつつ完結まで~お覚悟のほどを」のくだりで、やはり十六翼将は大半が鬼籍に入りそう……と悲鳴を上げたのでした。
皆殺しの田中と仇名されるほどの田中先生ですから、全員そろって大団円なんてありえないことは重々承知していたんですけど、ね……。
この十六翼将なんですが、最後の一人は誰なんでしょう?
ここまで事態が進んでから、まさか彗星の如く新キャラが登場、というのはないとは思うんですが……うーん?
前々巻までは「レイラがタハミーネの実子で最後の十六翼将か?」と思っていたのですが、どうもそうではなさそうですし。
エステルは後述しますが今回の大怪我で十六翼将入りどころか……の状態で、もしやドン・リカルドだったりして……いやまさか(^^;)
あとは、もう一人、タハミーネの実子の可能性のあるパリザードも候補なんですが、彼女の場合は『将』と言えるような才覚があるのかな、と。
生命力に富み、機転も利く人なのですが、一軍を率いるほどの力量はないはずですし。
大穴でヒルメスの可能性も捨ててなかったのですが、今巻でそれはなくなったかな、と思っています。彼はこのままミスルで根付きそうな、そんな予想は甘いような、なんだかんだでまだ判別がつかず(笑)
答えは来年明らかに……なればいいなあ。
本編の話。第一章「染血の一夜」(マシーズーア・ドゥータ)
場面は隣国シンドゥラのラジェンドラの政務風景から。
相変わらずの油断のならない「危険な隣人」ラジェンドラですが、今回は当面のところ傍観することに決めた模様で、魔軍との戦いが始まるパルスには一安心かと。
で、前巻のラスト、魔軍の襲撃を受けたところで終わっていた東の国境ぺシャワール城塞での攻防。
なんというか、第一部の人間同士の戦争のときも戦場の血の描写は激しかったわけですが、第二部になって相手が魔物になると、ますます凄惨な状況に感じます……。
これは人間と魔物の「戦争」だからかも。
ファンタジー小説の場合、魔物と戦うときは「戦闘」であって「戦争」であることは滅多にないんですよね。
魔物が徒党を組むことはあっても「軍隊」になることは少なく、またロードス島戦記のように魔物が軍隊になったとしても、主人公は一部の勇者とかの少数のパーティーであって、物語そのものはやっぱり主人公の所属する一部を追うから、結局読者の視点では少数対少数の「戦闘」しか見えなかったり。
でも今回のペシャワール戦しかり、前巻のデマヴァント山の地下迷宮しかり、集団戦闘になるので人がバタバタ倒れて行くわけで。
ああ~ここからこの容赦のない『死』が主要キャラたちを襲うと思うと心臓に悪い……。
「著者のことば」から、十六翼将は死なないことは判っていましたが、後の人は判りません。
今回のペシャワール戦も凄惨な状況で、トゥースの三人の妻たちを心配していたのですが、犠牲者はイスファーンの狼、火星(バハーラム)でした。頭のいい子だったのに!
この章はとにかくクバートが格好よかった。最後に逃げて行くイルテリシュに「未来永劫ペシャワール城は貴様のものにはならん」と啖呵を切ったり、戦闘中も城塞内を駆けずり回ってどこにでも現れるし!
そして私は、千騎長のバルハイの再登場に一人密かに喜んでおりました(笑)
こう言う人は最後まで生き残って、歴史の生き証人になりそうだ。
(バルハイをお忘れの方向けの簡易説明。彼はバフマンの部下だったものの、その後ダリューンの部下になって、次いでクバートの配下になった人です。クバートが上司になったときに「俺は三人の万騎長に仕えたが、今度の方が一番いい加減だ」とのたまった正直者>笑)
グラーゼの援軍によりペシャワール城塞は死守され、これでアルスラーンの配下たちにイルテリシュが魔の眷属へ落ちたことが周知の事実となりました。
しかし、イルテリシュの立ち位置は、ザッハーク側にとってなんの役目なんだろう、というのが未だに不思議。
ザッハークの入れ物になるかとも思いましたが(どこかでそんなことも言ってた気もするし)、でも今度はそれだとアンドラゴラスの死体を盗んだ意味がよく判らず、かといって一軍を率いる将が欲しかっただけなら、レイラを宛がう理由がよく判らないんですよねえ。
イルテリシュがザッハークの入れ物になるなら、レイラはザッハークの花嫁という立場なのかとも思ったのですが、はてさて?
第二章「黄色い下弦の月」
話はペシャワールから、パルスを西へ縦断してミスルのヒルメスの方へ。
前回で、南方軍総督の地位を拝命したので、しばらくミスル南方へ行くのかと思いきやミスル王宮にて事件が起こってすべてがゼロに。
偽ヒルメス、金仮面ことシャガードが顔を焼かれ、使い捨てにされそうになっていることに怒りを爆発させて、ミスル国王ホサイン三世に武器をつきつけて人質に取るという大事件発生。
ミスル国王はどこかで死にそう(ヒルメスが狙ってたし)とは思っていましたが、まさかここで脱落とは。
しかもシャガードの手に掛かってとは意外(最終的にはヒルメスの命でしたが)
マシニッサも同時に殺され、まあこれも予想のうちのできごと。彼はホサイン三世に殺されるかなあ(ヒルメスの姦計で)とかも予想していたので、ホサイン三世より長生きするとは思ってませんでした。
直接討ち果たす形でザンデの仇を取れたほうが、姦計に嵌めるよりヒルメスとしてもいくぶん、気分が晴れたかも?
しかし、その斬り付けるときに「ザンデの父カーラーンの分」と言ったときにちょっとだけ違和感を覚えたり。
えーと、息子を殺された父親の無念の代理、という意味ですよね?
だってカーラーン自身は自殺だし(追い詰められての死なので、仇といえるとしたら、アルスラーンを含めたその配下たちだしね)
孔雀姫フィトナはこれまた機知の富んだ人で、彼女の存在があってこそヒルメスがこの最短距離でミスルで実権を握れたといっても過言ではないかと。
彼女もタハミーネの実子の疑惑があるわけですが、もしも彼女がそうだとしたら、ちょっと面白いことに。
いや、周囲の認識的には「アンドラゴラス三世の娘」と「オスロエス五世の息子」ということで『従兄妹同士』になるわけですが、事実上は叔父と姪の関係になるんですよね……。
ヒルメスは本当はゴタルゼス二世の三男、すなわちアンドラゴラスの弟にあたるわけですから。
しかもヒルメスがアルスラーンをいまだに「アンドラゴラスの子せがれ」と見るように、自分を殺そうとした憎き男の娘ということにもなるわけで。
わー、ヒルメスがものすごく葛藤しそうだ(あまりに酷い現実だな……)
とはいえ、パルスでの叔父・姪は結婚できない関係なのかは謎ですが。
でもフィトナがタハミーネの子である可能性は薄いかな?
それともタハミーネの実子は最後まで見つからない可能性だって捨てきれないかも。
今回ギーヴが言うように、腕輪なんて外すことも売却することもできるし、同じ意匠の物を作ることだってできるわけで、三人ともが違う、ということもありえるわけで。
アルスラーン自身が肉親が誰かも判らない状態ですから、それっぽく見せておいてタハミーネも肉親と縁がない、という話もありかなと……。
いえ、レイラ、フィトナ、パリサード、この三人ともそれぞれがそれっぽくもあり、それっぽくないこともあって、誰がそうなのか全然予想がつかないもので、そんなことまで考えてみたり(^^;)
しかしここで死ぬと思っていたシャガードが生き残り、ひょっとして彼の最後まで生き延びたりするのだろうかと思ったり……その望みは薄いかなあ……。
非常に長くなっているので次の記事に感想を分けます(^^;)
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