お題は7つなので、折り返しも過ぎた五日目です。
五日目は今までよりはちょっとだけ軽い感じになったかな~と。
ちょっとというか、心持ちというとか……これで理由さえ違えば、いつもの次男の行動との差が感じられないような気が。うちの次男って……(^^;)
7.それで満足しろというのか
五日目は今までよりはちょっとだけ軽い感じになったかな~と。
ちょっとというか、心持ちというとか……これで理由さえ違えば、いつもの次男の行動との差が感じられないような気が。うちの次男って……(^^;)
7.それで満足しろというのか
7 それで満足しろというのか
ちょっとでいいからお風呂に入りたいと懇願したら、コンラッドはお湯を張ったタライと桶と衝立を用意してくれた。
一人にしてくれる気は、本当にないらしい。
いくら一回脱走したからって、二階の窓から飛び降りるような真似はさすがにしないから、せめて部屋から出て欲しいと言っても無駄だった。
「あなたは強情で無鉄砲ですから、常識は宛てになりません」
そんな失礼なことを言って。
「どうしても出て行けというのなら、脱いだ服を預かります」
逃げ出せないようにと付け足されて、実はほんの少しだけ心がそちらに傾きかけた。部屋から出て行ってくれるなら、脱いだ服を衝立に引っ掛けて置くくらいなら、どうにかできないこともない。
そう思ったのに。
「もちろん下着もですよ」
「した……っ!な、なんで!?」
「そこにある」
コンラッドが指差したほうを見ると、ベッドがある。
「シーツを被って逃げるかもしれませんから。ですがさすがに下着すら着ていないなら、あなたにそれはできないでしょう」
「下着姿でも無理!」
「信用できません」
当たり前のような顔で告げられた言葉に諦めた。
洗ってない下着なんて、人に触られるどころか見られるのだって冗談じゃない!
まして相手は好きな人!
……そうして結局、衝立の向こうを気にしてカラスの行水以下で入浴を済ませるしかなかった。
配布元:TV
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